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肥料と活力剤の違いを知ってますか?観葉植物を育てる基礎知識

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肥料と活力剤の違いはご存知ですか?同じものと考えていてはダメですよ。カンタンに整理すると、植物に元気がないときや、環境の変化に対する適応能力を高めるときに与えるのが活力剤、元気な植物をさらに大きくする、花を咲かせたい、果実を実らせたいといったときに与えるのが肥料です。それぞれ整理しておきましょう。

ポトスの寄せ植え

肥料とは?

植物の活動に必要な要素は16種類あって、そのうち3つは水と空気から植物に取り入れられ、残りの13種類が肥料成分とされ、土や肥料から取り込むことになります。どれか1つでも欠けると、植物の生長は抑制されてしまいます。

ポトスの寄せ植え
肥料の三大栄養素の働きを知って観葉植物を育てよう。

観葉植物を育てるうえで、植物の育成に必要な要素を知る事は重要です。植物に必要な元素は17種類、「必須元素」と呼ばれています。16種のうち炭素(C)、酸素(O)、 ...

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肥料とは、植物にとって大切な三大要素である窒素、リン、カリウムや、石灰、苦土、マンガン、ほう素、硫黄などを含むものと定義され、肥料取締法が適用されます。生産には登録が必要となり、勝手に製造・輸入・販売はできません。

肥料取締法では、以下のものを肥料と定義しています。
(1) 植物の栄養とするため、土地に施用するもの。
(2) 植物の栄養とするため、植物の葉などに施用するもの。
(3) 植物の栽培に役立つよう、土壌に化学的変化をおこさせるため、 土地に施用するもの。

そして、肥料は次の2種類に分類されます。

特殊肥料

「魚かす」「米ぬか」「堆肥」などの物質です。独立行政法人農林水産消費安全技術センターのページで指定されている特殊肥料を確認することができます。

普通肥料

特殊肥料以外の肥料が普通肥料です。肥料の成分を合成、配合、加工、採取して生産されたものです。普通肥料の種類ごとに含有すべき主成分の最小量(%)、含有を許される有害成分の最大量(%)、その他の制限事項が規定されています。(公定規格の確認はこちら)

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活力剤

活力剤とは、肥料として届け出る必要のないものをいいます。届ける必要がないとは、2つのパターンを指します。

肥料取締法で届け出る要素が入っていない

植物に必要な要素のうち、鉄(Fe)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、モリブデン(Mo)などには植物栄養学上では植物の栄養素ですが、肥料取締法では届け出る必要のない「効果発現促進材」と定義されています。これらを含んでいたり、天然成分から抽出したものを配合している活力剤です。以下が該当します。

例えばメネデールは鉄を多く含んだ活力剤です。

HB-101は、スギ、ヒノキ、マツ、オオバコから抽出した天然植物活力液です。

肥料としての要素が届けなくていいくらい薄い

肥料成分である窒素・リン・カリウムが低濃度のため、肥料に該当しないものです。

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